最近、リフォーム業者とのトラブルについてのテレビ放送をよく目にします。悪質な詐欺商法を取り上げた特別 番組のなかでその一部として取り上げられていて参考になる部分もいろいろありました。
この類のセールスは、人間の本来持っている見栄とか、相手に対して毅然と向かえない弱さを利用してお客の錯乱している間に契約をさせてしまうものです。
しかし、これではセールスマンも継続的に売上ることが出来なくなり、まもなく転職してこの業界から去ってしまいます。将来の無い仕事であると本人が気付くからです。 いくら年輩の人がいてもベテランがいないのがこの特徴です。 どんな職種でも同じだと思いますが、私達はこの仕事を通 して知り合うことの出来た相手（主にお客様）に喜んで貰えるか、どれだけ幸せになって貰えるかが支えとなっています。
きれい事で言っているのではなくて、本気で以後も継続して行くのにこの支えが絶対必要なのです。
では儲けは考えていないのか・・・。ちゃんと考えています。必要な存在であると世間に認めて頂けるのならその使命感により、消滅することなく平たく言えば食わせて頂くのも私達の義務であると考えています。
芸予地震の折、天災と人の災いにつけこんだ業者の、ダブルパンチに遭われた方、大変お気の毒に思います。しかし、工面 したお金を持って、業者を選択するのはお客様の方です。割れた瓦の４〜５枚差換えだけで30万円も支払ったなどという話を聞くと、この認識の無さは尋常ではない、この業者の行為だけが問題なのかと大変心が痛み、また私どもも自分の力量 不足に歯がゆい思いをしています。 悪質な業者をのさばらせない為にも、貴方に利益をもたらす相手かどうか、上記した事を見極める努力をして頂きたいのです。見極めの難しい時、知り合いに当りかまわず相談して回ることも大切でしょう。

今回は長話になってしまいました。
次からもっとコンパクトに、明るくいきたいと思います。

（2003/3/11）



次回の“ちょこっとコラム”もお楽しみに！　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（次回に続く）