バリアフリーは、高齢者・障害を持った本人が、人としての尊厳を失うことなく、家庭や地域でその人らしく生活を送るために必要なもの です。 バリアフリーリフォームを行うことで、介護が必要だった家族が、自立して生活できるようになれば、家族の負担も減ります。



本人の生活動線内の手摺取り付け  
安全で、より簡単に移動を補助するのが目的です。  
主な設置場所‥‥ 玄関・廊下・階段・風呂など

玄関内外のスロープ  
車椅子の方や、高齢で足のけりが弱くなり、足が上がらなくなった方がスムーズに移動できるように設置します。

トイレ脱衣室等の介助スペース確保の為の改修工事  
最近は室面積が小さい家が多く、特に便所、浴室等では介助の面でとても不便です。それを解消するための改修工事です。

廊下と和室の床段差の解消工事  
ちょっとの段差で起こる、不慮の転倒事故を未然に防ぎましょう。     




対象となる高齢者の身体機能を十分に理解する。  
住まいの不満点を聞き、年齢や身体機能のレベルを考慮した上でどのようなリフォームをするか判断します。

地域の医療機関や福祉機関に相談する。  
市町村より要支援、要介護認定を受けている方はその都度最寄りの介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談してください。

同居者全員で話を進める。  
一緒に生活をしていますから、全員の意見が一致するよう話合いの場をもうけるとよいでしょう。

将来のことを考えて計画を立てる。  
今後の身体状況を見据えて計画を立てましょう。




介護保険制度  
自宅に手すりを取り付けたり、段差を解消するなど小規模な住宅改 修を行ったときに上限20万円、改修費の支給が受けられます 。  
対象者‥‥
☆40歳以上の介護保険加入者。       
☆40〜65歳は、政令で決められている初老期痴呆、脳血行障害などの老化に起因する15種類の病気で体が弱くなっている人のみ。

住宅金融公庫  
☆バリアフリータイプ、耐久性タイプ、省エネタイプの住宅を新築する場合。  
☆バリアフリー住宅を建設する場合の割増し融資。  
☆60歳以上の親族が同居する2世帯住宅で長寿社会対応住宅工事を行うときの割増融資。  
☆必要な条件を満たした二世帯住宅で、長寿社会対応工事を行うときの割増融資。  
☆高齢者や障害者が住宅に居て支障なく生活できるための設備の設置工事。または高齢者・障害者対応の構造工事に対する割増融資。  
☆高齢者や障害者が支障なく生活できるように住宅改善を行う場合(増改・修繕)の割増融資。  
対象者‥‥建築する住宅の所有者

生活福祉資金(住宅資金)  
高齢者や障害者が安定した生活が営めるように住宅の新築、住宅改 造、福祉用具や機器の購入、移転費用などを貸付ける。  
対象者‥‥
☆日常生活上介護を要する65歳以上の高齢者がいる世帯で、所得の基準を満たす世帯。
☆身体障害者手帳の交付を受けた身体に障害がある方がいる世帯。

年金住宅融資  
☆必要な条件を満たしたバリアフリー住宅(新築、住宅改造に対する融資。高齢者同居、二世帯やエレベーター設置等の介護機器の導入の場合は更に割増融資。  
☆親や子が入居してくる場合に住宅を新築・購入・住宅改造する資金を融資。近居・隣居型ローン、ふるさとの住宅更新型ローンもある。  
対象者‥‥厚生年金・国民年金保険の加入期間が3年以上。